楽観的に

此の所、ほとんど毎日ゴルフ場でもったいない・ピース・エコ・ショップをやらせていただいています。もう何年になるでしょうか。すっかり生活の中に根付いて、私の自律神経を支えてくれています。毎度、なんらかの出会いがあり、支援金も入り、ありがたい限りです。

今日も、このショップがアフガンのペシャワール会を支援していることを知っている紳士が、最初のお客さんでたくさん買ってくれた上に「仕事の関係で、アフガンにも居たことがあるし、世界中のほとんどの国に行きました」とのこと。こういう方に、私たちの会の最終目標だけでも知っておいてもらって、なんらかのアドバイスを頂ければ、これに勝る悦びはないと思い、先日の運動についてのパンフをお渡ししました。

前々日も、私のショップの近くにある喫煙ベンチに座っている方に話しかけたら、「買わないでごめん」と言いながら、帰り際に部下も連れて買いに来てくださり、この会の趣旨も理解してくれていたので、同じパンフをお渡ししておきました。

最初から悲観して諦めないで、楽観的に、宮澤賢治の言葉を借りれば、「有機交流電燈の一つの青い照明」で生きていこうと思っています。

「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動についてのお願い

昨日お約束した私の夢というかロマンというか会の最終目標というかを、皆さんにお願いという形で下に提示しますので、ご自分はともかくも、ご自分の周囲で格好な方がおられましたら是非ご紹介ください。本当にお会いしたいです。よろしくお願い致します。

   「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動についてのお願い
いつも会へのご支援有難うございます。お陰様で、会は二十歳を超え、又、平成6年、余剰卵、鶏糞、余剰野菜がもったいなく生まれたピース・エコ・ショップは、皆様の暖かいご協力と継続したご支援のお蔭で、平成12年NPO法人になった際、会の事業として位置づけられ、平成26年までで世界平和や命の支援に総額2772万6000円を送る事ができました。一人ひとりの力が集まれば、自分の足元から世界平和という大きな問題にも関与、貢献できるということに、日々連帯の悦びや元気、希望、安心、張り合いなどを頂いています。

そして、この度、それまで形がなかったショップを、農場の一隅に廃材等を活用してもったいないハウス、ピース・エコ・ショップとして整備しました。そして、これを機に、これまでの活動を総括し、現代の危機的状況に対して、普遍的、根本的視点に立ち、宮澤賢治のイーハトーブ(理想郷)を目指して、活動を展開していこうという事になりました。
1 活動の名称  
 「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動
2 活動の目的
 日本に、もったいない精神と世界平和と環境保全の三つを組み合わせた「もったいない・ピース・エコ・ショップ」の最初のモデルを作り全国に広げていく事が、これからの世代にかつての日本の良さを伝え、日本人としてのアイデンテイテイ(素晴らしい特性)を取り戻し、現在日本が置かれている危機的状況から一人ひとりが自分の行動力で生き直していく一助になると考えました。
3 具体的な内容
 (1)「もったいない・ピース・エコ・ショップ」という名称と、寄付して頂いたもったいない物を販売して、その収益金を命の支援につなげるという仕組み、この二つを同じくしたお店を、私達がやってきたように、もったいない精神の有志で起ち上げ、全国各地で自由に展開して頂きたいのです。イギリスで1948年(終戦3年後)にできた、たった一店のチャリティーショップが現在ではイギリスとアイルランドに一万店近くもあるという事実を知って、今こそこの運動を広げることは、これまで70年近く平和を堅持してきた日本人の国民性を、もったいない精神を通して、世界の人々に正しく伝えることになると確信しました。そして、今後はチャリテイーショップを参考にして、中古の本、衣類、陶器、家具、電気製品等もったいない物であれば、品目は自由とすることで、どこでも起ち上げ易くすることとしました。又、ショップの場所も、可能な所でしたらどこでもよく、たとえば、ガレージや住居の一室やフリーマーケット的でも十分です。私達も二十年目にして、初めてショップの形が出来たのですから。又、お店の日時も、自由意志とします。

「もったいない・ピース・エコ・ショップ」の特徴は、
① 寄付する側は、使えるけど使っていない、もったいない物を
  活かすことができ、自分の身の回りも片付いて気持ちがよ
  く、更に社会のためになる。
② 買う側も安く買えて、同時に社会のためにもなる。 
③ 社会全体にもったいない風が吹き、ゴミの減量化と助け合い
  の輪が広がる。

 (2)3/11以来日本中を苦しめている新たな環境問題への対応です。この根本的解決は、未だ示されておりません。私達は、それ以前から「次世代のため、元気、安心、希望を与える住民参加の有機の里創り」という理念を掲げ、「坂東市有機の里創り研究会」部会を発足させ、坂東市にバイオマス活用推進計画の申請を働きかけ、それに有効な微生物の培養に取り組んできました。それがEMの中の主役である光合成細菌です。そして、3/11の後、その微生物が放射能を減らすという事を知り、市の測定器でそれを検証、確認しました。そこで県の「コミュニテ―協働事業」に「光合成細菌を使った生ごみの自家処理法と安全な社会創り」という題名で応募し、採択され、その助成金も充てて、培養のためのビニールハウスを建てる事ができ、現在は「もったいない・ピース・エコ・ショップ」を通して安価に販売し、普及に努めています。又、県からの採択のお蔭で、市の後援でフォーラムを開催、市の環境基本計画にも掲載され、市からバイオマス活用推進計画申請に着手する旨の回答も頂きました。そこで、生ごみの焼却は、地球温暖化を促進し高額な費用がかかるので、地球温暖化防止、放射能低減化、費用対効果もある、簡便な生ごみ堆肥化の独自な方法を官民協働で実験すること、又、生ごみ、米のとぎ汁、廃油などは、そのまま廃棄すれば費用も掛かり、環境を汚しますが、EMや光合成細菌等の有用な微生物の力を借りれば、もったいない立派な資源となる事を伝える「もったいない教育」、この二つを市に提案しています。そして、坂東市がバイオマス活用推進計画を作成、申請、国が受理した暁には、坂東市の独自性が全国に発信され、本物であれば、受け入れられ、もったいない風が各地に吹き渡る事を期待しています。

以上二つのことが、各地に出来る「もったいない・ピース・エコ・ショップ」で一体化され、時代を変えるお手伝いができれば幸甚の悦びです。最初は、先ず、坂東市の「もったいない・ピース・エコ・ショップ」に来て頂き、話し合い、納得して頂けることを願っています。最後に、「もったいない」を少しでも多くの人たちにわかって頂くために、拙い歌ですが、ピース・エコ・ショップのテーマソングとして活用して頂ければ有難いです。

       もったいないは二つのエコ
                  詩と曲 小野 羊子
  Ⅰ、 もったいないは 二つのエコ 二つのエコ
     エコロジー アンド エコノミー
     ラランラ ランラン
     もったいないで みんながつながろう
     もったいないで   地球をクリーンに
     もったいないで   みんながつながろう
  2、 もったいないは 日本の宝 日本の宝
     世界に伝えよう 世界に広めよう
     ラランラ ランラン 
     もったいないで みんなが幸せに
     もったいないで   地球を楽園に
     もったいないで   みんなが幸せに  

   306-0505 茨城県坂東市菅谷2218 自生農場内
   TEL&FAX 0280-88-7670
   NPO法人  猿島野の大地を考える会

未来に対する夢

昨日の向山先生の著書の中に、こんなくだりがあります。

教育とは、輝く未来を示し、そこに挑戦する力を育て、くじけそうになる心を励ます試みです。これは教育のみに限りません。「夢を語る」「夢を描く」ことは、すべての人間の営みの出発点なのです。例えば、アメリカで生まれた「成功哲学」には、「志を立てる」ことが成功するための第一条件であることが繰り返し述べられています。何百人、何千人のアメリカンドリームを体験した人々の実感です。「未来に対する夢」を描けなくなったら、あらゆる人間の活動は停止します。

この文を読み、自分に照らして考えた時、志や夢の持つ力の大きさを実感しました。自分の夢があまりに遠大すぎて、諦めてしまった時期があり、その間の自分は本来の自分ではないので全てが虚しく、活動停止のような精神状況でした。最近、自分の夢が叶わずとも、生きている限り諦めずにその夢を追い続けていくことが、自分の人生を全うすることだと思えるようになりました。

嬉しいことに、昨日、今日この自生農場を訪れてくれた方々が私の夢を聞いて下さり、可能性はゼロではないと感じさせてくれました。一人の方は、会のホームページを見てくれて、とても物語性があると言ってくれました。

これを読んでくださっている方にお知恵を拝借したいのです。できるだけ多くの人に「私の遠大な夢」を知ってもらうにはどんな方法があるのでしょうか。

明日、その夢を載せますね。お休みなさい。

エコ的な本

もったいないピースエコショップの片隅に、来館してくれた方に向けて、エコ的な本を集めた本棚があります。その中から、ある本を見つけて目を通し、驚きました。会のゴミ関心部会「四季の会」がやろうとしているもったいない教育とまさに本質的に同じ方向を目指していたからです。本の題名は「EMを学び、教える」副題「環境教育はこれで一変する」作者は向山洋一でした。この方は、学校の先生で、真の教育とは何かを研究会を作って追求し、編み出した「教育技術法則化運動」(TOSS)という全国のすぐれた教育の技術、方法を集め、広めていく教育団体の代表をしていました。構成員は、約6000名で全国の都道府県に支部があり、海外にも日本人学校を中心に20カ国ほどに支部があるとのことでした。

このTOSSで思い出しました。私の娘の三女が、小学生の頃素晴らしい教師に担任してもらい、その学級全体が自主性を伸ばしてもらったのです。学級通信「トライ」で、その日々の様子を親に知らせてくれ、何事もトライする精神を養ってくれたのです。その担任の教師が、このTOSSに入っていたのだということを後で知り、この運動の偉大さを感じました。なぜなら、三女のその後の運命を変えてしまったからです。高校を選択する時、その教師に師事しバスケ部に入っていた彼女は、バスケがやりたくてアメリカの高校へ行きたいと言い出し、実行してしまったからです。

また、その後に思いがけないオチがあるのですが、それは後にゆづるとして、今日は、最後に向山先生の本のまえがきを紹介して終わりとします。

EMは、日本が生んだノーベル賞級の革命的発明です。この発明は、子供達が直面している大きな問題に解決の方向を与えてくれ、子供に明るい未来を約束してくれます。
第一は、食糧問題
第二は、ピュアーウオーターの問題
第三は、環境保全の問題
この三つはいずれも、人類が当面する実に大きな問題です。

この本は、アマゾンで安く求められます。ぜひご購読を。

日本版ワーキングホリデー

農業を丸ごと体験したい都市部の住民が週末、繁忙期の農家を無償で手伝う「日本版ワーキングホリデー(ワーホリ)」が全国に広がっている。リピート率は高く、中には移住する人も。生産性向上や地域振興効果があり、愛知県でも先月、希望者向け登録窓口を開設。国の補助制度もできた。

上のような記事が、10月18日の毎日新聞にのりました。私たちの会の拠点でもあるこの農場、自生農場は、会の代表でもある私の夫が、紆余曲折を経て、約30年前に自分のライフワークとして自然卵養鶏にたどり着いたところでもあります。ようやく見つけた永住の地が、ゴルフ場建設予定地に入り、いい条件で移動を望まれましたが、宮沢賢治の「正しく強く生きるとは、銀河系をみづからの中に意識してそれに応じていくことである」という言葉に勇気をもらい、環境問題を考慮して反対を表明。県内初の立木トラスト運動、オオタカの出現によるオオタカ保護運動、反対署名や請願書の提出などの活動を通して、ゴルフ場さん側も環境に配慮してくれるようになり、自然な形でいい共生関係が生まれ、現在はそのゴルフ場さんの玄関先で、9年位前から、このもったいないピースエコショップをやらせてもらい、毎月順調にペシャワール会や南相馬市に命の支援ができています。

宮澤賢治の世界観を通して、自分たちの意志を貫けたお陰で、他にあまり前例を見ないと思われる、反対した相手とのいい共生関係が築かれただけでなく、それを契機に「猿島野の大地を考える会」が平成四年四月八日のお釈迦様の誕生日に生まれ、八年後にNPO法人の資格を取得し、現在に至っています。

ライフワークとしての自然卵養鶏と宮澤賢治を核にした会の活動に興味や関心をお持ちで、体験や見学をご希望の方がおられましたら、最初に書きました「日本版ワーキングホリデー」をこの農場でもやってみようかと考えております。

EM液体石鹸を使った講習会

こちらはEM液体石鹸を使った講習会の様子です。とても汚れた換気扇を使って実演しました。

実に気持ち良く汚れが取れ、比嘉先生が提唱しておられるEMの三大特性である、抗酸化、非イオン化、磁気共鳴波動の中の非イオン化が関係していると思います。というのは、この液体石鹸をお掃除や洗車に使うと、埃がつきにくく、洗車の場合はワックスがいらないと言っている人がおりました。

合成洗剤は、界面活性剤という化学物質がはいっており、排水に入ると難分解なので上水にも残ってしまうとか。もちろん皮膚からも浸透するとか。このEM液体石鹸は、廃油、ご飯とEMで寝かせた天然アルコール、米のとぎ汁などが素材なので安全で、食器洗いも洗濯も洗髪にも使用しています。

生ゴミと光合成細菌の組み合わせ

今日は火曜日で、会の中のゴミ関心部会「四季の会」の活動日です。その上、これから一週目と三週目の火曜日は、米のとぎ汁や生ごみや廃油など、ゴミになるものを反対に有用微生物を活用して役立たせてしまう講習会のようなことをやろうということになりました。幸いお天気にも恵まれ、米のとぎ汁でEM発酵液を作ったり、一週間分の光合成細菌入りの生ゴミバケツを持参してきてもらい、見て匂いを嗅いで悪臭のないのを確かめてから、掘っておいた溝にそれをいれ、その上に光合成細菌液に浸しておいた籾殻をいれ、土をかぶせました。まだ実験段階ですが、すぐ畝を作り、まいておいた大根の種が順調に芽を出し、15センチくらいに青々と育っています。

生ゴミと光合成細菌の組み合わせですが、これがうまくいけば、簡便な方法で長続きするのではないかと、ずいぶん前ですが思いついたわけです。というのは、光合成細菌は、嫌気性で、その上100度以上の高温でも死なないので、堆肥化する場合でも切り返しがいらないのではないかと。又、この原理で、一週間分のバケツの中身も、あらかじめ掘っておいた溝に端から入れてすぐ埋めていき、溝が全部埋まったら、畝を立てて種をまいても大丈夫ではないかと考え、現在試行中ということです。大根の写真を撮るのを忘れましたので、明日撮りますね。

昔の堆肥作りは、もうもうと湯気の出ているところをよく切り返しをしている姿を記憶していますが、それは酸素を必要とする好気性で高温にも弱い微生物のために、酸素を入れ熱もとるために切り返しが必要であったのだと思います。光合成細菌はその二つをクリアーしているし、その上、使えば使うほど放射能が減り、二酸化炭素が好きという嫌気性なのですから、地球上の大問題である地球温暖化防止にも貢献しますし、無限にある生ゴミの最大の活用法と考えたのですが、皆さんのご意見を聞かせていただければありがたいのですが。

 

ペシャワール会の活動について

久しぶりにこれに向かって、これに向かう習慣がつけばいいなあと思っています。

今日は、私たちの会が、本当に支援のしがいがあると思って、この十数年間もったいないピースエコショップ事業で支援の主軸を置いている非政府組織ペシャワール会の活動について、かいつまんで。というのは、この会が歩んできた歴史があまりに多岐にわたって、且つこの現代に平和とは何かを具現的に示し真実をついているので、一言では語れないと思うので。

もう30年前くらいになるでしょうか。中村哲医師が、アフガンとパキスタン両方にまたがって、ハンセン氏病の治療をはじめたことから始まります。その間戦いが激しくなり、難民が激増し、哲医師は病気を治すことより、水と食料の自給が優先だという決意で臨み、井戸掘りと大河から分水する用水路建設が、彼自ら陣頭指揮、重機を操る長い道程の作業が始まり現在にまで至っているというわけです。もちろん、医療も続けながらです。

井戸掘りも私の記憶しているところでは、千本以上を超え、現在も継続中だと思います。用水路建設では、アフガンと日本の江戸時代の知恵を活用し、彼独自の手法を編み出し、マルワリード(真珠と言う意味だそうです)用水路を完成させました。それによって乾燥地で何もできなかった大地が三千町歩緑の大地になりました。用水路の護岸は、もちろんコンクリートなどは使わず、アフガンに沢山ある石を鉄線で編んだ網の中に積めた蛇かごが使われました。そして、その護岸に沿って、全て柳の木の苗が植えられ、将来その蛇かごの鉄線が錆びてくる頃になると、その柳が成長し、根を張り、両岸を永久に守ってくれるというわけです。 このように有るものを活用しながら持続可能な生態系を守っていくような社会にしたいものと、この手法から学びました。

ちなみに柳は、挿し木でも簡単につくとのこと。昔、初めてマイホームと庭を持った時、木の枝を挿して、そこから根を出させる挿し木という方法を初めて知って感動し、随分やったことを思い出しました。全く只の枝で命を生み出すのですからもったいないの極みですよね。ペシャワール会は、そのもったいないの精神からくる知恵で、大雨で出る大量の水を、渇水期に活用するために、用水路を建設中に用水路の近くに溜池を作っておくようになったと便りに書かれていたのを記憶しています。

地球は、水があるからこそ生物が生存できるのですから、大切にしないとバチが当たりますよね。その意味で、私たちの会がもう十数年市との委託事業でやっている「米のとぎ汁流さない運動、モニター制度」は、排水の汚染源となっている米のとぎ汁を、EMという有用微生物を活用して、浄化源にしてその上、水の節約にもなるという、住民参加型の事業です。とにかく「もったいない」は、日本の宝だけにしておくのはもったいないですね。

連帯の輪

今日は、本当に久しぶりにゴルフ場でもったいない・ピース・エコ・ショップをやらせてもらってきました。この十日ほど、この間の大雨とちょうど野菜の端境期で出店するだけのお野菜もなく、休んでいました。その間に、わたしの生活はこのショップが原点でここ9年間くらいきちんと回っていたのだとつくづく実感しました。ほとんど毎日関係者の協力のおかげでこのショップをやってきたことが、わたしの生活をきちんと規定してくれ、必要と思える所を支援でき、関与してくれる人たちとの連帯の輪が作られ、良いことだらけのありがたい日々であったこと。

今日は、それを実感できただけでもありがたかったのに、品薄のショップにもかかわらず、優しいお客さんに恵まれ、思い切って行動に移してよかったとしみじみ思えた日でした。

自然農の稲刈り

石川に嫁いだ次女のところの自然農園「もと屋」のフェイスブックに稲刈りの様子が載っていました。山奥でイノシシの心配もある田圃で自然農に取り組み、今年は見事な稲田に育て上げ、昔ながらのはざかけを家族でしている姿は、今は無くなってしまった農村のあるべき原風景を見るようでした。懐かしく思う方もいるかもしれません。よかったら開けてみてください。

https://www.facebook.com/naturalfarm.motoya?fref=ts

一度お立ち寄りください

今日は、簡単なお誘いパンフをつくってみました。一緒に、「もったいない」で平和への願いを形にしませんか。

平成6年、どこにでもいる普通の主婦が、自分の周りのもったいないものをお金にして本当に必要としている所に送ろうと思いつきました。始めてみたら、自分の周りが整理され、活用されて、命の支援につながることに、自分の側も張り合い、元気、安心、希望がもらえ、自分の体も動かすので快食、快眠、快便が得られ、いいことだらけだということを知りました。悦んで続けていたら周りの人たちも自分の所のもったいない物を持ってきてくれるようになり、仲間が増え、いつの間にか20年が経って、それまで国の内外に送ったお金は2800万円になっていました。そして、それまで形がなかった「もったいない・ピース・エコ・ショップ」(お店の名前です)をもったいない廃材も大いに活用して形にしました。同じ平成6年に生まれ、毎週火曜日の午前中を活動日にしている「四季の会」という女性グループがそこでお店番をしてくれています。

また、米のとぎ汁や生ごみを微生物活用で、汚染源から浄化源にする有効活用の仕方や、安価で安全な液体石鹸も普及していますので、ぜひ一度立ち寄ってください。場所は、猿島カントリー倶楽部というゴルフ場の正門の道路の反対側の「自生農場」という看板が立っている道路を入ってきてください。廃材で手作りした「私の宮沢賢治かん」もあなたのおいでをお待ちしています。

気晴らしの大切さ

今日は視点を変えて、堂々巡りの日々から解放される方法を少し見つけられたというお話をします。それは、それだけに神経を集中させないで、気晴らしをして風を心身に入れてやることです。

今日は、ゴルフ場へ行くことより、これからの活動に必要なものを探しに二人で気晴らしに出かけることを優先させました。これまでは、ゴルフ場優先で真面目にやってきて、それも私の神経には必要不可欠なものなのですが、時々は風を入れるとまた全く違った世界を感知することができると学んだ日でもありました。とにかく自分が自分でいられることの幸せ、それが最も根幹なのだと感じられた日でもありました。

下の写真は、秘密基地を作った孫たちが、可愛がっていた鶏と一緒にくつろいでいるところです。この鶏ちゃんは、ジョナサンという名前まで付いているんですよ。


汚染源を浄化源へ

すっかりご無沙汰続きで、こんなに時間が経ってしまい、反省しています。でも7月の猛暑の中を、協力してくださる人たちに背中を押され、ピース・エコ・ショップに精を出したお陰で、順調に命の支援ができました。

また、8月に入って、会員になってくださっている先生が、教育研究会の先生方をお連れくださり、私たちの会の活動を知ってもらえる機会を作ってくれました。米のとぎ汁、生ゴミ、合成洗剤など、みじかな物から、微生物と自分たちの実行次第で、汚染源が浄化源になり、同時に地球温暖化問題も放射能の問題も解決の方向に向かうということを知ってもらえば、世界中でこれから地球がどうなっていくかわからない状態の現在、次世代の子供たちとやってみるだけの価値はあるのではないでしょうか。私たちの会の新しく出来たこのホームページ(www.peaceecoshop.com)を開けていただければわかっていただけると思うのですが。

次世代といえば、私たちの孫たちがミョウガの畑の片隅に素朴な材料を使って二人の秘密基地を作り、そこに潜り混んでいるところです。なんともはや、可愛いですね。それに影響されて、今いる小さい孫たちも別のところに作ったんですよ。こういう自然の中で遊ぶ子供がだんだん少なくなってきたように思います。孫たちは、昔の子供のようで嬉しいです。


活用

私は、活用という言葉が大好きです。それまで廃棄物化すると思われていたものが、発想の転換と活用の仕方次第で、全く正反対のものに生まれ変わることができるということを、この二十年以上経った今、実感しています。しかし、活用には実行が伴います。そして、その実行が今度は自分自身を活用しているということになり、そこに元気や希望や安心が生まれます。

私たちの会の基本理念は、宮沢賢治的精神に則り、自由、平等、行動です。会の拠点でもある「私の宮沢賢治かん」は、賢治を生きる具現的方法として始めたゴミ拾いという約三年間の行動から出会った廃材や廃物を活用して、会の代表がやはり三年かけて作り上げたものです。もうご存知の方もおられますが、一応ご覧ください。建ててからもう二十年近くなりますが、雨漏り一つしません。

平和への願い

7月10日に両親の納骨式を済ませました。今年の3月19日に母が97歳で天寿を全うしました。父は30数年前に亡くなり、それまで眠っていた墓から移し、両親が一緒にキリスト教の共同墓地で眠ってもらうようにしました。牧師さんに納骨式執り行っていただきました。その式の折、復活という言葉を牧師さんは何度も口にしました。悔いのない生き方をしていれば、現象の体は死んでも魂は残るということを復活と言っているように私は解釈しました。

戦争体験を持つ両親は、よく戦争の恐ろしさを話し、二度とやってはならないと言っていました。いま不穏な空気が日本を覆っています。しかし国民はどうすることもできず、反対しても決まってしまう苛立ちや不安が増すばかりです。平和を望んでいるという国民の願いは置き去りにされているように見えます。

ここに国民の平和への願いを具体的に表しているのが、もったいない・ピース・エコ・ショップの仕組みです。もったいないものやエコ的なものを販売してその収益を平和に寄与するお店が、日本のあちこちにできれば、国民の願いは無視することはできません。両親の平和への願いと重ね合わせて、もったいない・ピース・エコ・ショップが全国に広がる日が来るのを楽しみに歩んでいこうと思っています。関心のある方一度おたずねください。

私の宮澤賢治かん

宮澤賢治の残した言葉は、「雨にも負けず 風にも負けず」だけでなく、心にしみるいい言葉がたくさんあります。その中の一つに「自我の意識は、個人から集団、社会、宇宙へと次第に進化する」があります。私は過去に、賢治を具現的に生きる方法を模索して「ゴミ拾い」にたどり着きました。それを約三年間やったことで、自我の意識が社会化されたと実感しています。ゴミ拾いを社会と自然が一体となっている道路で毎日無心にやることで、自分が透明化され、童心にかえって思いついたことをすぐやるというような日々を送りました。そこから産み出されたことが、すべて繋がり合いながら現在まで続いているという感覚です。

このゴミ拾いを活用してできたのが、もったいないハウス第一号の「私の宮澤賢治かん」です。詳しくはこちらwww.peaceecoshop.com/houjin/)の「私の宮澤賢治かんについて」をご覧ください。

今日は遅くなってしまったので、賢治で始まり、賢治で終わりとします。お休みなさい。

目に見えない大切なもの

このもったいない・ピース・エコ・ショップを大なり小なり10数人のお仲間と20年以上やってきて、本当に命を燃焼できたと感じています。そして、目に見えないが大切なものをたくさん与えられたと実感しています。生活の張り合い、元気、安心、希望、連帯感、悦び、社会への参加意識などなどです。平成6年に、自分の身の回りにある余剰のものがもったいなくて、個人的に発想し、子供心で発想し始めたことでしたが、あの時行動に移さなかったら今はないとしみじみ行動することの重要性を痛感しています。

目に見えないといえば、その最たるものといえば、各自に宿っている魂の存在です。透明な魂の声を聞いて行動すれば、そこに持続する元気、安心、希望が生まれ、心身ともに健全な生活が送れ、その上、さらに大きな夢も持つことができたと、このショップをやってきてつくづく感謝しています。また、目に見えない微生物が、人間がこんなにしてしまった地球や人間そのものまで救ってくれる可能性まで出てきました。物質文明、機械文明の真っ只中に入る私たちは、目に見えるものを追いかけがちですが、その対極にある見えない世界を大切にする生活を心がけたいものです。

下の写真は、自然や昆虫、動物が好きな自然児の孫たちと大きくなってしまった貧乏草を退治しにきたところです。

大和魂

皆さんは、大和魂という言葉から何を連想するでしょうか。第二次大戦当時、日本は軍国主義で戦争にまっしぐら。大和魂も「戦艦大和」などと戦争の具に使われたことで、大和魂という本来の意味を汚されてしまった感があります。元来の大和魂は、日本が大和の国と呼ばれていた大昔、自然を畏敬し、自然の恵みに感謝し、助け合いながら暮らす農耕社会から生まれました。まだ貨幣社会でもなく、自給自足、環境も汚さない正に争いや競争の少ない平和な社会でした。それが、世界を相手に戦争をしてしまったことで、すっかり大和魂は好戦的と誤解され、かつては平和の象徴だったような大和魂が正反対の汚名を着せられてしまいました。いつの間にか形成されていく偏見や誤解は、見えないがゆえに厄介なものです。日本の国民全体に関わってくる固定観念は、できるだけ早く元来のあった位置に戻す努力をしなければなりません。

幸い約70年間も世界で数少ない平和憲法を堅持してきたことで、大和魂も復権してきていると思います。私たちの会も、「もったいない・ピース・エコ・ショップ事業」で、ささやかながら世界平和に関与し、真剣に向き合うようになって、グローバルな時代でもあるので、この大和魂を「ビッグ ピース ソウル」と変換し世界に発信したら、日本国民の真意を理解してもらえるのではないかと、思いついた次第です。「もったいない・ピース・エコ・ショップ」が全国各地にでき、且つ大和魂が「ビッグ ピース ソウル」と呼ばれるようになれば、日本国民の精神性は高く評価され、日本人のアイデンティティーも明確になって、元気、安心、希望があちこちで芽を出すでしょう。

今日の写真は、文章とあまり関係ありませんが、二人の孫が手伝ってくれて、見事なEMインゲンがとれましたので見てください。
 

「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動について

私たちの会が、誕生から20年以上の歳月を経て到達した最終的とも思える目標を、皆さんに知っておいて頂くことは、やってみたいという人やグループが現れる機会を作ってくれるかもしれないと思い、ここに載せさせて頂きます。この存在を伝えてくださるだけでも結構です。よろしく御願い致します。

「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動についてのお願い
いつも会へのご支援有難うございます。お陰様で、会は二十歳を超え、又、平成6年「もったいない」の気持ちから生まれたピース・エコ・ショップは、皆様の暖かいご協力と継続したご支援のお蔭で、会の事業として位置づけられ、平成25年までで世界平和や命の支援に総額2650万円以上を送る事ができました。一人ひとりの力が集まれば、自分の足元から世界平和という大きな問題にも、関与、貢献できるということに、日々連帯の悦びや元気、張り合いなどを頂いています。そして、この度、それまで形がなかったショップを、農場の一隅に廃材等を活用してもったいないハウス、ピース・エコ・ショップとして整備しました。

そして、これを機に、これまでの活動を総括し、現代の危機的状況に対して、普遍的、根本的視点に立ち、宮澤賢治のイーハトーブ(理想郷)を目指して、活動を展開していこうという事になりました。

1 活動の名称  「もったいない・ピース・エコ・ショップ」運動
2 活動の目的
日本に、もったいない精神と世界平和と環境保全の三つを組み合わせた「もったいない・ピース・エコ・ショップ」の最初のモデルを作り全国に広げていく事が、これからの世代にかつての日本の良さを伝え、日本人としてのアイデンテイテイ(素晴らしい特性)を取り戻し、現在日本が置かれている危機的状況から一人ひとりが自分の行動力で生き直していく一助になると考えました。
3 具体的な内容
 (1)「もったいない・ピース・エコ・ショップ」という名称と、寄付して頂いたもったいない物を販売して、その収益金を命の支援につなげるという仕組み、この二つを同じくしたお店を、私達がやってきたように、もったいない精神の有志で起ち上げ、全国各地で自由に展開して頂きたいのです。その際、イギリスで1968年にたった一店から始まり現在ではイギリスとアイルランドに一万店近くもある「チャリテイーショップ」を参考にして、中古の本、衣類、陶器、家具、電気製品等もったいない物であれば、品目は自由とすることで、どこでも起ち上げ易くすることとしました。又、ショップの場所も、可能な所でしたらどこでもよく、たとえば、ガレージや住居の一室やフリーマーケット的でも十分です。私達も二十年目にして、初めてショップの形が出来たのですから。又、お店の日時も、自由意志とします。
「もったいない・ピース・エコ・ショップ」の特徴は、
① 寄付する側は、使えるけど使っていない、もったいない物を活かすことができ、自分の身の回りも片付いて気持ちがよく、更に社会のためになる。
② 買う側も安く買えて、同時に社会のためにもなる。 
③ 社会全体にもったいない風が吹き、ゴミの減量化と助け合いの輪が広がる。
 (2)3/11以来日本中を苦しめている新たな環境問題への対応です。この根本的解決は、未だ示されておりません。私達は、それ以前から「次世代のため、元気、安心、希望を与える住民参加の有機の里創り」という理念を掲げ、「坂東市有機の里創り研究会」部会を発足させ、坂東市にバイオマス活用推進計画の申請を働きかけ、それに有効な微生物の培養に取り組んできました。それがEMの中の主役である光合成細菌です。そして、3/11の後、その微生物が放射能を減らすという事を知り、市の測定器でそれを検証、確認しました。そこで県の「コミュニテ―協働事業」に「光合成細菌を使った生ごみの自家処理法と安全な社会創り」という題名で応募し、採択され、その助成金も充てて、培養のためのビニールハウスを建てる事ができ、現在は「もったいない・ピース・エコ・ショップ」を通して安価に販売し、普及に努めています。又、県からの採択のお蔭で、市の後援でフォーラムを開催、市の環境基本計画にも掲載され、市からバイオマス活用推進計画申請に着手する旨の回答も頂きました。そこで、生ごみの焼却は、地球温暖化を促進し高額な費用がかかるので、地球温暖化防止、放射能低減化、費用対効果もある、簡便な生ごみ堆肥化の独自な方法を官民協働で実験すること、又、生ごみ、米のとぎ汁、廃油などは、そのまま廃棄すれば費用も掛かり、環境を汚しますが、EMや光合成細菌等の有用な微生物の力を借りれば、もったいない立派な資源となる事を伝える「もったいない教育」、この二つを市に提案しています。そして、坂東市がバイオマス活用推進計画を作成、申請、国が受理した暁には、坂東市の独自性が全国に発信され、本物であれば、受け入れられ、もったいない風が各地に吹き渡る事を期待しています。

以上二つのことが、各地に出来る「もったいない・ピース・エコ・ショップ」で一体化され、時代を変えるお手伝いができれば幸甚の悦びです。最初は、先ず、坂東市の「もったいない・ピース・エコ・ショップ」に来て頂き、話し合い、納得して頂けることを願っています。最後に、「もったいない」を少しでも多くの人たちにわかって頂くために、拙い歌ですが、ピース・エコ・ショップのテーマソングとして活用して頂ければ有難いです。

       
       もったいないは二つのエコ
               
                詩と曲 小野 羊子

Ⅰ、 もったいないは 二つのエコ 二つのエコ
      エコロジー アンド エコノミー
      ラランラ ランラン 
      もったいないで みんなが  つ ながろう
      もったいないで   地球をクリーンに
      もったいないで   みんながつながろう
2、 もったいないは 日本の宝 日本の宝
      世界に伝えよう 世界に広めよう
      ラランラ ランラン 
      もったいないで みんなが幸せに
      もったいないで   地球を楽園に
      もったいないで   みんなが幸せに

孫との生活

下の写真は、なんだかお分かりになりますか。今夏休みでアメリカから里帰りしている中学生の孫がサッカーが好きで、テーブルを立てかけてゴールに見立ててサッカーをしているのを見て、この際だからなんでも作ってしまう夫と一緒に孫にサッカーゴールを作るのを手伝わせて、少しでも物を作ることを覚えさせたほうが将来この子のためになると私が思いつき提案し、夫が腰を上げてくれ二人で1日かけて実現したものです。材料は、この農場らしく全て廃物活用です。高さは実物大、幅がちょっと狭いそうですが、また一つもったいない・ピース・エコ・ショップの呼び物が増えました。

今日も、孫のケンは久しぶりに会った年上のお友達とサッカーで興じていました。この孫のケンが、先日私を悦ばせてくれました。食事の終わった頃に、何気なく彼の胸中を話したのです。「今の時代は、どんどん地球がおかしくなっていき、どうしようもなくて、こんな時代をどうにかしなければならない」というようなことを。サッカーだけに打ち興じているだけだと思っていたので、こういう大きな視点を持っていてくれたのを知って嬉しかったのです。アメリカでの彼の父親のEMによる環境保全の仕事や、この会でやっていることが、彼の中に少しづつ浸透していっているのかと、ありがたく思った次第です。